理事長・センター長あいさつ

理事長あいさつ

財団法人阪神北広域救急医療財団の目指すもの

理事長 中 村  肇

「財団法人阪神北広域救急医療財団」は、伊丹市、宝塚市、川西市、猪名川町の3市1町および3市医師会並びに兵庫県の相互協力により設立されました。

本財団は、伊丹市に設置される阪神北広域こども急病センターにおいて、広域的な小児初期救急医療サービスの提供を図るとともに、小児救急に関する電話相談、子どもの急病への対処方法や事故防止などの啓発を行い、住民の安心子育ての拠点を目指しています。

小児初期救急医療を円滑に運営する上で、三つの重要な課題があります。
第一点は、医師、看護師をはじめとする医療スタッフの確保です。とりわけ、医師不足の中で小児科医を確保するには、地元医師会の先生方のご協力を得るとともに、小児初期救急医療に関心をもつ若手医師に「働き甲斐」と「安心して働ける」医療環境を提供することです。とりわけ、子育て中の女性医師が働きやすい環境、「小児科医をしながら、子育てできる職場」にすることです。
安心してかかれるセンターとするには、「初期救急トリアージと小児プライマリケア」の医師・看護師向けの研修施設としての機能を備え、そのための指導者を確保し、質の高い初期救急を提供しなければなりません。

第二点は、地元住民の医療者への協力体制です。みんなが限られた医療資源を有効活用する心構えをもつことが何よりも大切です。センターでは、病気の重症度に応じて適正な医療を受けて頂けるようにトリアージ基準を設けて、重症者については後送病院と役割分担を図ります。
 また、電話相談もあわせて行いますので、子どもの症状に応じ、適切に受診いただきたいと考えております。

第三点は、地域子育て支援グループと連携し,子どもの急病への対処方法や事故防止などの啓発を日常的に行い、センターが診療を通じて得た情報を住民にフィードバックし、安心子育ての情報提供の拠点となることです。

以上の点を実現し、より充実した小児初期救急を提供できるよう、関係各位の絶大な支援と、ご協力のほどよろしくお願い申し上げます。


2007年8月2日


センター長あいさつ

安心の子育てを

センター長 山崎武美

次の時代を担う子どもたちを安心して産み、健やかに子育てができる環境づくりは、現在を生きる私たちの最も重要な課題です。

子どもを安心して産み育てる環境づくりに、重要な位置を占める小児救急医療を取り巻く環境をみると、共働き家庭の増加に伴う夜間診療に対する需要の高まり、子どもの病状に対する対処力の低下又は子育て経験の不足から生じる医療不安などにより、休日・夜間における医療ニーズは非常に高いものがあります。

医師不足の問題は深刻で、とりわけ小児科志望の医師が減少していることなど、全国的に見ても小児救急医療ニーズに対応できる体制を確保することは困難な状況にあります。その中で、この阪神北広域こども急病センターは、兵庫県のバックアップの元で、3市1町がその運営責任を共に負担しつつ、良好な医療サービスを安定して提供していくという新しい取り組みであります。
小児の初期救急に特化した医療サービス供給体制の確立を図るために、時間外診療機能と併せて小児救急に関する電話相談、子どもの急病やけがなどへの対処方法の啓発を行い、住民が安心して子どもを産み、健やかに育てていくことができる環境づくりに尽力いたします。


2008年4月1日